青年将校 2013 3 31
2013年3月31日の時事通信社には、このようなニュースがありました。
北朝鮮の挑発に懸念 復活祭メッセージで平和呼び掛け、ローマ法王
ローマ法王は、「アジアに平和を」と語り掛けた上で、朝鮮半島情勢に言及。
北朝鮮が「戦時状況」と宣言したことを踏まえ、
「朝鮮半島で対立を克服し、和解の精神を取り戻すことを祈る」と訴えた。
(以上、引用)
私は、朝鮮半島において、
いつの間にか、戦争が始まってしまう可能性を心配しています。
2009年7月25日、このサイトに「太平洋戦争前夜」という文章を掲載しました。
これは、将来の北朝鮮を想定して書いたものです。
太平洋戦争前夜 2009 7 25
日本は、なぜ、太平洋戦争に突入したのか。
いろいろな原因がありますが、
そのひとつとして、「欧米と戦って勝てる」と考えたからです。
このような判断になったのは、
日本軍の幹部に、欧米への留学経験がなく、
特にアメリカの国力を知らなかったからです。
とりわけ、中堅幹部には、その傾向が強かったと思います。
その上、情報統制が行われていましたので、
中堅幹部が、「アメリカにも簡単に勝てる」と判断してしまう状況だったのです。
現代においても、似たような状況です。
ある国は、韓国どころか、
日本にも簡単に勝てると判断しても、不思議はないのです。
留学経験がなく、さらに情報統制が行われていると、
このような特殊な判断を招いてしまうのです。
もちろん、金正日総書記が健在ならば、このような誤解は発生しないでしょう。
総書記は、国際情勢を熟知していたからです。
さて、歴史の一こまを紹介しましょう。
1936年2月26日、日本において、青年将校たちが決起。
首相官邸や警視庁を占拠し、政府要人を暗殺。
この事件は、後に、二・二六事件と呼ばれることになりました。
このクーデターを首謀した青年将校たちは、反乱軍として鎮圧されましたが、
この事件を契機として、軍部の発言権が強化されたのです。